最北の町キルナから20キロ離れたヨッカスジェルビのアイスホテルは、世界最初、最大の規模でヨーロッパの観光スポットのトップにはいっている。
90年に会社設立のきっかけは、前年の89年に日本の雪像のアーティスト達が展示会を開催し大成功,それに気をよくして翌年も展示会を。今回はフランス人で北スウェーデンに住むJANNOT DERIDの油絵展を特製のイグルーの中で開催。ある日見物客が宿泊に困り、イグルーに寝袋とトナカイの毛皮が調達され一泊したのが始まり。
ホテルは毎年春にトーネ川から氷1万トン、雪3万トンが倉庫に運ばれ、冬のホテル建築、雪像、インテリア用に保存される。ホテルは約100人収容、ホテルには教会、バーがあり、結婚式や洗礼式にも人気。ホテルの一部の部屋はデサインルームと称され、各国からデザイナーが技を競う。ホテル内は氷と雪のデザインでそれは幻想の世界に引き込まれる。
そして、春にホテルは融け始め融けた氷は又元のトーネ川に流れていく。