2013年1月31日木曜日

なかにし礼氏と木靴での出会い








七十九年に日本から訪ねて来た家族と友人達でドイツのロマンチック街道をめざし九人乗りの車でスウェーデンを出発。ドイツ観光のあとオーストリアのサルツブルグに行くことに決め夜到着。
小雨で肌寒い古都の夜十時の散歩に我々は軽装、しかも子供達と私は当時流行っていた木靴にて。ところがそこは別世界だった。タキシードにロングドレスの紳士淑女達、馬車が何台も着飾った人々を乗せ石畳の上をガラガラと。突然仲間の一人が『 なかにし礼氏よ!!』彼が我々に近ずいてきた。彼はタキシードを着こなし軽装の我々に気軽に『これから食事をしようと思うのですが、ご一緒にいかがですか?』食事は済んだことを伝え『ところで今日は何ですか?皆さん着飾って?』彼曰く『エッ!何しに此処に来たの?今音楽祭の真最中よ』穴があったら入りたかったとはこの事です。若いころ月刊誌の ”音楽の友” でよく読んだあの夢に見た ”サルツブルグ音楽祭” とは。その後何度かオーストリアを旅したが未だにチャンスがなく残念ですが、夢は捨てていません。

2013年1月28日月曜日

同性結婚で子供を作った




スウェーデンで人気のホモセクシアルのカップル(マルクとヨーナス)には子供が二人います。しかも養子縁組でもなく、れっきとした彼らの子供達が。それは同じく同性愛(こちらはレスビアンでインゲボリとファニー)のカップルとの間に夫々2人の子供が生まれたということです。マルクとインゲボリの間には現在9歳になる男の子が、ヨーナスとファニーの間には現在6歳の女の子が。
この2組の同性愛のカップルは近くに住み、子供達は離婚家族と同じパターンで、1週間おきにママ達とパパ達の間を行ったり来たりの生活。
マルクとヨーナスはジャーナリスト、作家、テレビの司会者、その上ヨーナスは神学の名誉教授でもあり、お互いに幅広く活躍しているカップルです。写真はヨーナスがパパになった時。

2013年1月22日火曜日

ビジネスクラスを利用してはいけません。









日本にも進出しているスウェーデンの家具大会社イケアは、出張にビジネスクラスを利用する事は絶対に許されない。重要な会議がベルギーで開かれ、出席者がドイツ経由でベルギーに入る予定だったが、ドイツ到着が遅れ予約してあったベルギー行きは既に出発ししていた。会議に間に合うためには別の飛行機会社を利用せねばならないが、エコノミーは既に満席、ところがビジネスクラスは空席あり。会社に問い合わせると答えは 『 ノォー  レンタカーを使いなさい』 結局レンタカーでベルギーまで。その上疲れて、会議には間に合わなかったとか。 会社では前日に目的地に入り、ホテルに泊まる事を推薦。その方がお高くついても 会社の出張ポリシーは守り、ビジネスクラスは利用してはいけません。

2013年1月11日金曜日

口内喫煙タバコ  スヌース














スヌースとは細かく挽かれたたばこで、一回分ずつ包装されたものと、そのままのの湿ったたばこ状態のものがあり、それを上唇の中につめこむ。そのままの状態で約30分後には捨てる。煙は出ず仕事場や通勤の電車、バスにも使えて便利。現在のスウェーデンでは約25パーセントの男性が使用、勿論女性も愛用。スウェーデンでは、このスヌースの一人当たりの消費量は世界一、それにつれ喫煙者は15パーセント未満。スヌースが健康にリスクがないというわけではありませんが、男性の肺がん発生率は世界で最も低いレベルで、口腔がんの発生率も同じく低いレベルです。香料入りのスヌースがEUで販売禁止になったところです。昔スウェーデンのアーティストが湿ったスヌースを日本に持ちいり税関が麻薬と間違えて大騒ぎになった事があります。

2013年1月8日火曜日

オレフォス さようなら













1898年に設立され、世界的に有名なオレフォスのガラス製品が長年に亘る赤字で、この6月に生産に終止符を打つ事に決定。何とも侘しい。ノーベル賞の晩餐会にも使われ、数あるガラス産業の中でもトップであったオレフォスが消えてしまう。低賃金の国に生産を移すのではない事が、唯一の慰めであります。

2013年1月2日水曜日

ユナイテット バデイ ベアーがスウェーデンに












人々がお互いに、より理解し信頼できる社会を作り上げる事を目的にドイツで始まったこの熊のオブジェの展示会が、我が家から30キロの町の広場に設置された。夫々の熊は国連によって認められている各国とその芸術家を代表している。一番上の写真がスウェーデン、二番目の写真の真っ白なのが日本から。

2013年1月1日火曜日

花火の好きな国民





大晦日は殆どの家庭は花火を買い込む。しかも、ちょっとした打ち上げ花火です。それを、12時前後に庭や、広めの道路、又はバルコニーから、パーンパーン、ドーンドーンと、、、。日本では考えられない事です。大晦日は友人達とのパーティ、普段とは違い着飾り、食事も豪華、伊勢海老が人気。12時にシャンペンと花火。花火を打ち上げる時は警察の許可がいるのですが、イースター、大晦日は許可を取らなくてよい。そこで毎年約300人が救急病院に。酔ってしかも花火の説明書きも読まずに点火。指をなくしたり、重傷の人も出る。最近は50連発のボックスが大売れとの事。
また、誕生日(50歳)や、結婚式にも花火を打ち上げます。