主人との文通が始まった62年の手紙に同封された写真は白い帽子を被った写真だった。今思えば、日本も同じような帽子を中学生から被っていたが、でも何か、ちぐはぐな感じで、私は勝手に船員か、軍隊だろうと決め付けた。スウェーデンに住みついて、この帽子は高等学校卒業生が卒業式に始めて被るものと分かった。ノーベル賞の授賞式に、受賞者やVIPの人達をを先導しているホストやホステスが、この白い帽子を被っている。彼らは大学生。帽子はこの場合大学生のシンボル。イブニングドレスに白い帽子はマッチしないがスウェーデンらしい。約150年前に、スカンディナヴィアの大学生達が集会でお互いに認識しあうと言う事から始まった。各地で毎年4月30日に著名人の春のスピーチ、コーラスが春にちなんだ歌をそして国旗を掲げ、一斉に帽子を持参した人達が帽子をかぶり式典は終わり。参加者の年代は帽子の色で分かる。そして黄色になった帽子をかぶり街を歩くのです。
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