2017年12月27日水曜日

クリスマスイブ










一年のハイライトはクリスマスイブ❗
日本の元旦と同じ様に家族が勢揃いする日。
この24日は旗日ではないが、スーパーとデパートが数時間オープンするのみで、あとは全てが閉鎖され街は死んだように。
クリスマスイブは家族の集まり‼

この日はまずお墓参りから始まり、家族が合同し3時に始まるディズニーのクリスマス特集を観てからクリスマス料理を囲む。

まず、グロッグという甘いワインを温めてアーモンドとレーズンを入れた飲み物で乾杯❗
それからは色々なにしんの漬け物、サーモン、薫製品、ミートボールスペアリブ、ヤンソンの誘惑(ポテトとアンチョビーのグラタン),そしてメインはハムの塊、デザートのライスプディングで締め括る。

それからは、子供のいる家族は誰かがサンタになりクリスマスプレゼントを配る。

25日は朝早くに教会のミサに(スウェーデン人は信仰は薄く教会は何時もガランドだがクリスマスは満席)。
26日も旗日で3日間のクリスマスパーティが終了するが、ツリーや飾りは20日後にツリーを家から追い出すパーティをして全てが終了❗

暗い12月のクリスマスは,家族が合同し、ローソクを沢山つけ実にコージイな日々で私にとっても楽しいひと時です。

メリークリスマスはゴッド ジュル God Jul  !


2017年12月18日月曜日

3人の妻と子供16人








多くの難民がスウェーデンに到着しているが、そのなかで話題になっているのがシリアからの難民家族。
57歳のシリア人男性は3人の妻と子供16人を連れて入国。
彼等はストックホルムの郊外の自治体に配置された。
その自治体の待遇は、何と約1億9千万円で3件のマンションを購入した。
勿論、そのマンションは永久に住む事は出来ない仮住居。
殆どの難民は、緊急に建てられたバラックや観光地のホテルやキャンプ場のバンガロー等が一時的住居として与えられるのが普通。
ところが、ストックホルムの郊外の誰もが住みたい憧れの土地のマンションを与えられたこの家族は大ニュースになった。
しかも、3人の妻と子供16人とは❗

この自治体はこの3件のマンションの他に94件のマンションを購入し難民や社会的弱者の一時的住居としているとか。

スウェーデンの家屋やマンションは、住宅価格高騰で自治体は投資を兼ねているとか。
仮住居の建築は土地探しや簡単なバラックでも高くつくとの事。

それにしてもこの自治体に配置された人々はラッキー❗


2017年11月5日日曜日

日本人であることが誇り







友人達に会うたびに、

"息子が日本から帰ってきて如何に日本が素晴らしいかを話してくれたわ"

"プラットホームはキチッと並ぶんですってね"

"帰ってからは又行きたいばかり呟いているわ"

"汽車は時間通りに到着ですってね"

"礼儀正しいし物静かとか"

"今まで旅行した国では一番最高な国"

"安心して最終電車に乗れるとか" 等々。

確かに外国を旅行して、特に優しい待遇を受けたことは数少ないし、
道路はゴミや犬の糞が落ちていたりで汚ないと言う印象が多い。

スウェーデンの鉄道では遅延は多く、国民からの苦情は絶えないし、
都会では夜は物騒になり最終電車は避けたい。

友人達に会ってこれ等の素晴らしいコメントを聞くと日本人で良かったと誇りに思い、あの人口で狭いながら全てが滞りなく運行していることは驚異であることを改めて認識❗
日本は素晴らしい❗







2017年10月1日日曜日

処方箋のシステム






我が家から400キロ離れた所をドライブしていた時に、医者から電話があり、膀胱炎の菌が見付かったので抗生物質を服用するようにとの警告があった。 

国営から民間の企業となった薬局だが統一されているので、医者から患者への処方箋はコンピュータに打ち込まれ、患者はスウェーデン中
の薬局でID カードを差し出せば薬を買う事が可能。

"直ぐにのみ始めるように"との医者の勧めで、見付けた薬局で薬を買い早速のみ始めた。
処方箋を病院に取りに行く必要もなく、400キロ離れた土地の薬局で簡単に薬をゲット❗便利です。

2017年9月8日金曜日

リンゴはまるかじり








スウェーデンの家庭に招待されるとフルーツの籠がテーブルに置かれてある。そして"どーぞ"と言われても、どの様に食べルのでしょう。その内に客の一人がリンゴをとり丸かじり。時にはナイフとお皿が用意されていても、殆どの人がリンゴをとっては丸かじり。

それとは逆に住み始めた頃、主人の家族との食事に鰯の缶詰が出た時には、家族のメンバーは何とあの小さな鰯の骨と皮をフォークとナイフで取り除いているいるのには開いた口が塞がらなかった。
何しろ185センチ以上の大の男達3人が挑戦している様はカメラで撮りたかったほど❗
今でも同じ、魚の骨と皮はどんなに小さな魚でも殆どの人達は取り除く。

日本での しらす、おじゃこ等は絶対に無理。気持ち悪いとか❗

2017年8月3日木曜日

プライドフェスティバル








今年も又、北欧で一番大きなプライドフェスティバルがストックホルムで開催した。この一週間はストックホルムの市内はスウェーデン中から集まったLGBT(レスビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の人々で大賑わい。

この期間のためにストックホルム市が粋な計らいを。
信号機を上記の写真の様に変更、さすがリベラルなスウェーデン❗
パレードには政治家達、教育関係、教会等も参加し、規模は年々大規模に。

パレードは性的少数者の法的権利を主張する反面、Aids やLGBTに対する暴力の犠牲となった人々を追悼する場にもなっているとか❗






2017年7月4日火曜日

ある難民の父親の嘆き







2015年に、どーっとスウェーデンに流れ込むように入ってきた難民達は、安全地に到着した喜びで、暗い寒い冬も第二の人生を始める準備で何とか乗り越えた。

そして春の到来、一斉に若葉が出た目を見張るような美しい森の中を人世で始めて家族で散歩し、自然が素晴らしい国で子供達を育てられることに幸福感に満ちていた。

そして夏が来た❗寒かったり暑かったりの典型的なスウェーデンの夏。
ある暑い日に、アパートの反対のバルコニーで中年のスウェーデン人の夫婦がビキニと海水パンツでランチを。
驚いた父親はバルコニーのドアを締め、部屋のカーテンを締めて
家族が見ない様にした。

2時間後 "もういないだろう" と思い覗くと、男性は海水パンツのままで本を読み、女性はビキニ姿で椅子を倒して日光浴❗
"なんと礼儀のない" と父親は怒りが当分とれなかった。

それからは、女性が下着が見えそうなミニスカートで、大胆な服に
刺青、公園でもビキニ姿で日光浴❗
素晴らしい国が最悪なモラルの国に落ちた。
スウェーデンにないのは太陽だけと言われるように、やっと出た太陽を吸収することは夏の日課のひとつ。

此処で娘を育てることは無理では?
もし娘が感化されたら?
余りのカルチャーショックに、その父親は今でも引き揚げようかと思案中とか。

2017年5月24日水曜日

スウェーデン一の金持は?








スウェーデン一の金持ちはイケアの創立者イングヴァル カンプラードで、今年91歳(1926年生まれ)。

5歳の時に友人にマッチを売ったのが、彼の商才の始まり。
その後は、安く買っては僅かの利益で売りさばく商売を身につける。
17歳の卒業祝いに父親から成績優秀を理由に祝い金をもらい、
それを資本に安価な雑貨屋を設立、それが行く末 "イケア"に。

彼は節約家でも有名❗
飛行機はエコノミークラス、タクシーには乗らずパブリックサービス、買い物はフリーマーケット、"私と女房は時にはワインを、そして時には少し上等な肉を食べます。" これは笑い話になりそう。


IKEA とは

I.        Ingvar
K.      Kamprad
E.      Elmtaryd  (育った農園)
A.      Agunnaryd (農園があった地区)




2017年4月26日水曜日

プリンセス ビクトリアの服選び









王位継承者のプリンセス ヴィクトリアは国民の人気の的。
弟のプリンス カール フィリップの結婚式に選んだドレスが話題になった。
日本にも進出した低価格でファッション性が売り物の、H&Mのスカート(19000円)に特注のトップで結婚式に。

2016年のノーベル賞授賞式にもH&Mのドレス、但し今回は特注のデザイン。

プリンセスが選んだドレスは、H&Mの "Conscious Exklusiv" でオーガニックとリサイクルによるコットンやシルク、そしてポリエステルを使用して縫製されている。

又、今年話題になったのは、母親であるシルビア王妃が1980年に着用したドレスを2017年に着用していること。

国民は、プリンセス ヴィクトリアがスウェーデンのH&Mを使用している事や、母親のお下がりを堂々と着ていることに賛辞を惜しまない。

2017年4月13日木曜日

国民がポリスマンにハグを












4月7日のストックホルムでのテロ事件では、スウェーデン中がストップした。
テロリストがトラックで暴走し、4人が死亡し15人が負傷と言う生々しい事件であった。
交通機関は麻痺状態、人々は徒歩で帰宅。日本の東北大地震の日の東京を思い出す。

この日のポリスマンの働きは、敏捷で事件後数時間で容疑者を拘束、ショック状態の市民を安全地帯に。
ポリスとしては極当然な仕事の一部であったが、この日のポリスの仕事振りは何故か感銘を受けた。
市民がFBに次々と写真を掲載、それには悲嘆に暮れた人々にポリスマンは優しく手を差し伸べたのも掲載され、国民の心に触れた。

ストックホルム市民は、亡くなった人々や負傷者に花束を捧げたが、側のポリスカーにも花束が次々と捧げられた。
そしてポリスマンにハグを求める人々が列をなした。

惨事の後の美談は際限がない。
恐ろしい事件ではあったが、この日はスウェーデン国民が同じ思いで
お互いに泣き愛情を確かめあい、テロには負けない事を誓いあった心暖まる日でもあった。




2017年3月31日金曜日

初の黒人党長が誕生







2005年に元左党の党長グュードルン シューマンに依って設立されたフェミニスト イニシアチブ党がもう一人の党長にビクトリア カヴェサを選んだ。
彼女は、9歳の時にウガンダから難民として家族と共にスウェーデンに移住し、1975年生まれで今年42歳。

彼女はジェンダー研究者(女性の地位向上、同性愛等の多様な性の研究)であり、女性解放運動で活躍しているが、自己の経験から白人社会での黒人の立場、人種差別、難民問題や人権思想の普及に尽力している。
移民で党長はヨーロッパでも初めて❗

フェミニスト イニシアチブ党とは
未だに議員席獲得の4%に満たないが、EUには一議席を獲得。
人権を重んじ安全な社会に。
人種差別、性差別、男性や社会からの抑圧から女性を解放、小民族差別、移民差別 全ての差別の根絶。


2017年3月20日月曜日

スペインの石畳

冬をスペインで過ごしています。
スペインには素晴らしいものが多く、その一つに石畳。
平らの石を縦に並べた路地は独特な趣があり素晴らしいが、
歩くのには苦労する。
路地が好きな我々は、旅行する度に路地を探して歩く。
今回はアンダルシア地方。







   
    

2017年2月26日日曜日

気象予報士がスコーネ弁で






スコーネ地方とは、スウェーデンの南方でデンマークに近い。
このスコーネ地方の方言は日本での東北弁(ズーズー弁)、但し
もっとひどい❗
以前スコーネ地方を旅行した際に、お店の人が何を話しているのか
皆目解らず苦労したことがある。

スウェーデン国営放送局の気象予報士の一人がスコーネ弁で天気予報を。
さすが最初は驚いたが今は慣れて、却って愛嬌を感じるようになった。
日本で東北弁で天気予報をしたらどうでしょう。

2017年2月12日日曜日

最古の町 シグチュウナ







       スウェーデンで一番小さな裁判所
       現在は博物館


980年に造られた最古の町Sigtuna (シグチュウナ)は、王室、教会、商業の中心地として1200年まで繁栄したが1200年にはウプサラとストックホルムが出来シグチュウナは衰退へ、、、
その後は人口は減り、何回かの大火で1700年代には、たったの108人で、彼等は農民と漁師であった。

1900年代に入り、初の寄宿学校(富裕層、王室、貴族)が建てられ、地理的にウプサラ、ストックホルムが近い為、多数の人々が住み着き始め、再び町が繁栄することになった。

尚、遺跡が630あり、鉄器時代からの墓地、ルーン(北欧の古文字)石碑等が街のあちらこちらにあり、博物館、昔ながらの街並み、ストックホルムから40キロ、お薦めコースです。

2017年1月22日日曜日

女性頭取の年収は約4億円







アニカ ファルケングレンはスウェーデンの大銀行の頭取で年収約4億円。
勿論、収入は銀行だけではなく幾つかの大会社の役員も務めている。2005年に大銀行の頭取に任命された時は、まだ43歳の若さ、あれから12年、今年2017年に彼女は、スイスのロンバー オーディェ信託銀行のパートナーに推薦され、スイスに家族で移ることになった。

スウェーデンでは、出来るだけ女性が企業の取締役に就く事に国が力を入れている。
GEM,(Gender empower measure、国会議員、専門職、技術職、管理職等における女性の割合と男女間の所得格差等を用いて算出する)によるとスウェーデンは一位、日本は57位にある。

多くの女性が重要職に就いているが、このアニカ ファルケングレンは郡を抜いている。

2017年1月11日水曜日

フライパンは120年以上古い









我々の新婚生活は無いものだらけ。主人の祖母が亡くなり彼女の残した日用品がごっそりと我が家に。そのなかのフライパンは、既に70年以上古いスウェーデン鉄の両手でなければ持てない重~~いフライパン。我々は来年結婚50周年、120年以上のこのフライパンはステーキを始めオムレツにいたるまで最適。
スウェーデンの家は収納場所があるので、人々は何でも捨てずに保存する。
ガタガタの家具でも直してペンキを塗り見事な家具として部屋の片隅に置いたり、とても器用な国民である。