2016年8月30日火曜日

かつらは無償で支給







この夏3回の手術後に、いよいよ抗がん剤の投入が始まった。
看護婦から渡された抗がん剤に関する色々なパンフレットに混じり、目に留まったのは、かつら7000クローナ迄(83000円)、眉毛の刺青代1400クローナ(17000円)迄が支給されるとの事。
驚かずを得ないので看護婦に確かめると、
"そうよ、2つ買えるわよ、便利よ2つあると"とか。
指定された店に早速行き注文、そこでもやはり、2つあると便利とのこと.
帰途感じたことは年を取り病気になったら、スウェーデンから離れられないと言う事。
全ての手術は無償、医師に礼金も要らず、思い遣りのある医師に囲まれ癌との戦いも最終段階を迎え、今は来年の冬のスペイン行きを夢見るこの頃です。

2016年8月17日水曜日

入院








いよいよ手術の日が近ずき前日に入院。
さて、持参するものは洗面用具のみ、パジャマ、ガウン、カーディガン、下着(使い捨て)、タオルは支給されたものを使用。
シャワー室には着替えやタオルが積まれて自由にとり変え可能。
私の病棟は一人部屋と2人部屋。私から "個室を下さい" とは言えない。病院側で重病人や、難民で通訳が必要な病人等が個室を。
スウェーデンでは90年代迄は宿泊代もフリーであったが、今は個室から大部屋迄一律一泊100クローナ(1300円)を支払う。

サービスは満点、朝食はずらりと並ぶ数々のジュース類、ヨーグルト類、フルーツ、ハム、チーズ、コーンフレークスからパンやビスケットまで、、、
私の病棟は18部屋、その両端にはゆったりした談話室があり、歩ける患者はそこで食事、准看護婦が付ききりでサービスに当たる。
手術後4日、始めての食事は喉を通らない。
何時もなら大好物の夕飯もダメ❗
"キッシュはどう?,パンケーキは?"何とか私に食べさせようと必死な位。結局栄養ドリンクが支給された。

訪問者にもコーヒーや紅茶のサービスあり。

看護においても至れり尽くせり、医師が気軽に様子伺いに来てくれ、非常に心強い。

退院後1週間過ぎた日に医者が結果報告で電話をくれ、看護婦も
その後の健康状態について電話をくれた。

この2年間は病院通いが多くうんざりだったが、何処の病院も同じく医師が気軽に電話してくれるのは、患者への思いやり、その素晴らしさに感激❗